八尾市の一般内科・呼吸器内科・小児科・アレルギー科・美容皮膚科・美容内科

幅広い症状に対応し、
受診先に迷う時の相談窓口に

一般内科では、日常生活の中で比較的遭遇しやすい急性症状や慢性疾患の継続的な治療とコントロールを行っています。
また、専門的な高度医療が必要な場合は、専門の医療機関へご紹介し適切な治療を受けていただけるようにする役割も担っています。
複数の症状が出ていて「何科を受診したらよいかわからない」といった場合など、お悩みの際はお気軽にご相談ください。

Internal Medicine

一般内科の主な疾患

風邪や発熱、腹痛などの急な体調の変化から、生活習慣病(高血圧や糖尿病、脂質異常症など)などの慢性疾患まで、幅広い内科診療に対応しています。
こちらに掲載している疾患がすべてではありませんので、お体の不調や気になる症状があれば、お気軽に当院までご相談ください。

生活習慣病

生活習慣病とは、その名の通り生活習慣が原因で発症する疾患の総称です。不適切な食生活、運動不足、喫煙、過度の飲酒、過剰なストレスなど、好ましくない習慣や環境が積み重なると発症リスクが高まります。がんや脳血管疾患及び心疾患の危険因子となる肥満症、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化症などはいずれも生活習慣病とされています。これらは自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行し、脳や心臓、血管などにダメージを与えていきます。その結果、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる重篤な疾患を引き起こすことがあります。
生活習慣病は健康診断などの一般的検査によって早期発見が可能です。決して安易に考えず、検査値に異常があったり、少しでも不安を持たれたりする方はお早めの受診をお勧めします。

風邪

風邪は正式には「風邪症候群」といって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰などを主症状とする上気道(鼻やのど)の急性炎症の総称です。発熱、咽頭痛、全身倦怠感、食欲低下などを伴う場合がありますが、発熱はあっても微熱程度で、頭痛や全身倦怠感などの全身症状も軽いという特徴があります。

風邪の原因

いわゆる「かぜ」は、上気道(鼻やのど)が微生物に感染することで発症します。その原因の約9割はウイルスによるもので、残りの約1割が細菌やマイコプラズマ、クラミジアといったウイルス以外の病原体です。
原因ウイルスは200種類以上にものぼり、特定のウイルスを特定するのは容易ではありません。
また、同一のウイルスでも複数の型が存在し、日々変異を繰り返しています。そのため、一度獲得した免疫が十分に働かず、別の型に感染して「かぜ」を繰り返してしまうのです。
なお、インフルエンザウイルスによる感染症は、一般的なかぜを引き起こすウイルスとは性質も症状の重さも異なるため、別の疾患として捉える必要があります。

風邪を引き起こす主なウイルス

ライノウイルス
風邪の原因の30〜40%を占める代表的なウイルスです。秋や春に多く見られ、主に鼻風邪の症状を引き起こします。
コロナウイルス
※新型コロナウイルスを除く
ライノウイルスに次いで多く、主に冬に流行します。鼻やのどの症状が中心です(※新型コロナウイルスは従来のウイルスとは症状や感染力が異なります)。
RSウイルス
一年を通じて発生しますが、特に冬に多く、乳幼児が感染すると気管支炎や肺炎を招く恐れがあります。
パラインフルエンザウイルス
鼻やのどに症状が出るウイルスで、子供が感染すると大人より重症化しやすい傾向があります。秋に流行する型や春〜夏に流行する型が存在します。
アデノウイルス
冬から夏にかけて多く見られ、プール熱の原因としても知られます。扁桃炎や気管支炎、結膜炎なども伴います。
エンテロウイルス
夏に流行するウイルスです。風邪の症状だけでなく、下痢などの消化器症状を伴うことがあります。

風邪とともに起こるさまざまな症状

風邪をひくと、鼻やのどの局所症状以外にも、全身に多様な不調が現れます。通常は経過とともに改善しますが、全身症状が強く出る場合は、単なる風邪ではなくインフルエンザやウイルス性胃腸炎といった他の感染症の可能性も考慮すべきです。

  • 頭痛・筋肉痛

    体がウイルスを排除しようと分泌する「プロスタグランジン」という物質が、発熱と共に頭痛や関節痛、筋肉痛を引き起こします。痛みが激しい場合はインフルエンザの疑いがあります。

  • 口内炎

    手足口病やヘルパンギーナといった、夏風邪と称される感染症の影響で、口内に炎症が生じることがあります。

  • 下痢・嘔吐

    発熱と並行して下痢や吐き気が現れる際は、お腹の風邪(ウイルス性胃腸炎)の可能性があります。

  • 便秘

    服用する風邪薬の成分によっては、副作用として便秘が引き起こされるケースがあります。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスによる急性熱性感染症で、A、B、Cの3型があり、通常、寒い季節に流行します。感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、38℃以上の突然の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などが現れ、咳、鼻汁、咽頭痛などの症状がこれらに続き、およそ1週間で軽快します。主な合併症としては肺炎、脳症が挙げられます。通常の風邪症候群とは異なり急激に発症し、全身症状が強いことが特徴です。
季節性インフルエンザはいったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。二次感染、合併症の予防のためにも、できるだけ早く受診することが大切です。

インフルエンザと風邪の症状の違い

インフルエンザと風邪は似た症状も見られますが、原因となるウイルスが異なる別の疾患です。
一般的な風邪の多くは、のどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳といった局所症状が中心で、全身症状はそれほど強く現れません。一方、インフルエンザは風邪よりも熱が高くなりやすく、強い倦怠感や関節痛といった全身症状を伴うのが特徴です。また、肺炎や脳症などの重篤な合併症を引き起こすリスクもあります。

スクロールできます

インフルエンザ 風邪
発症の仕方 急激に発症 緩やかに発症
発熱 38~40度の高熱 それほど高くないことが多い(37度台)
関節や筋肉の痛み 強く出る 起こることもある
悪寒 強く出る 弱い
全身の倦怠感 強く出る 起こることもある
鼻やのどの症状 全身症状の後に起こる 発症直後から起こる

インフルエンザの感染経路

  • 飛沫感染

    感染の多くは、くしゃみや咳が原因となります。ウイルスを含んだ飛沫が周囲に飛び散り、それを吸い込むことで感染が広がります。1〜1.5mほどの距離であれば、直接呼吸器へと侵入します。

  • 接触感染

    ウイルスが付着したドアノブや照明のスイッチなどに触れた手で、鼻や口を触ることによっても感染の可能性があります。

  • 空気感染

    閉め切った空間などでは、ウイルスが空気中に長時間浮遊し、それを吸い込むことで感染が起こる場合もあります。

医療機関を受診するタイミング

急激に38度以上の発熱が現れ、のどの痛みや全身の強いだるさを伴う場合は、インフルエンザの疑いがあります。抗インフルエンザ薬の服用により早期の回復が期待できるため、早めに医療機関を受診しましょう。また、以下のような重症化のサインが見られる場合は、直ちに受診してください。

大人の場合

  • 呼吸困難や息切れがある
  • 胸の痛みが続いている
  • 高熱が長引いている
  • 脱水の恐れがある(下痢・嘔吐で水分が摂れないなど)
  • 症状が改善せず、かえって悪化してきた

小児の場合

  • 呼吸が速い、苦しそうにしている
  • 顔色が悪い(青白いなど)
  • 嘔吐や下痢が続いている
  • けいれんしたり、呼びかけに反応が鈍い
  • 症状が長引いており、悪化の兆しがある

ワクチン接種による予防が大切

流行前のインフルエンザワクチン接種は、非常に有効な予防策の一つです。毎年12月中旬頃までに接種を済ませておくことが推奨されます。接種すれば絶対に感染しないわけではありませんが、発症を抑える効果や、もし発症しても重症化を防ぐ効果が期待できます。ご自身と周囲の方を守るために、積極的なワクチン接種を検討しましょう。

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扁桃炎

扁桃炎は、のどの奥の左右両側にある扁桃が、細菌などの感染により炎症を起こす病気です。扁桃が赤く腫れ、白い膿を持つこともあります。
扁桃炎の症状は、のどの痛み(とくにつばを飲み込むときの強い痛み)、発熱、あごの下や頚部のリンパ節の腫れなどですが、耳や側頭部に痛みが放散することもあります。
扁桃炎の治療は、軽い場合はうがい薬、トローチの使用などで改善しますが、炎症が強い場合は、抗生物質、消炎鎮痛剤、解熱剤などを服用する必要があります。
日頃はよくうがいをして、不摂生をしないことが大切です。痛みがある場合は、入浴、飲酒、喫煙は避けましょう。

扁桃(扁桃腺)の働き

扁桃とは、喉の奥にある口蓋垂(いわゆる「のどちんこ」)の左右に位置するアーモンド状のリンパ組織です。正式には「口蓋扁桃」と呼ばれ、口や鼻から侵入するウイルス・細菌などの病原体から体を守る、防御の役割を担っています。病原体を感知すると、それらを攻撃するための免疫細胞を生成します。これらの細胞は体内の他のリンパ節と連携し、病原体の排除や増殖抑制に努めます。
なお、扁桃には元来、溶連菌や肺炎球菌といった様々な常在菌が存在しています。通常は免疫機能が正常に働いているため悪影響を及ぼすことはありませんが、体力の低下などで免疫力が落ちると、これらの常在菌が増殖して炎症を引き起こし「扁桃炎」を発症します。

扁桃炎の種類

急性扁桃炎
細菌やウイルスによる急激な感染により、扁桃に強い炎症が生じる状態です。高熱や激しい喉の痛み、扁桃の腫れや白い膿の付着が典型的な症状で、全身の倦怠感や頭痛を伴うこともあります。特に溶連菌感染の場合は、リウマチ熱や腎炎などの重篤な合併症を防ぐため、迅速かつ適切な抗菌薬治療が必要です。症状の経過や検査結果に基づき、最適な治療法を選択します。
慢性扁桃炎
急性の炎症が治まった後も扁桃に慢性的な炎症が残り、再発を繰り返す状態を指します。喉の軽微な痛みや違和感、口臭、乾燥感などが持続し、年に数回高熱を出すこともあります。慢性化すると免疫力の低下や生活の質の低下を招くため、定期的な診察とあわせて生活習慣の改善も重要となります。

扁桃炎の合併症

扁桃炎が原因となって引き起こされる可能性のある合併症や関連疾患には、主に以下のものがあります。

局所合併症

扁桃周囲膿瘍
扁桃の周囲に膿が溜まることで、喉の激痛や耳への放散痛、開口障害、高熱を伴います。切開による排膿が必要になるケースもあります。
急性中耳炎
耳管を通じて炎症が中耳へと波及することで発症します。

全身性合併症(とくに溶連菌感染が原因の場合)

急性糸球体腎炎
感染から2~3週間後に発症することがあります。血尿やむくみ、高血圧などの症状に注意が必要です。
リウマチ熱
心臓、関節、中枢神経などに炎症が波及することがあります。
掌蹠膿疱症
手のひらや足の裏に、無菌性の膿疱や関節炎、掌蹠線維症などを併発することがあります。

感染性胃腸炎

胃腸炎のほとんどはウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)で、一部に細菌性(カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌など)が見られます。ウイルスが付着した料理を食べたり、手指についたウイルスが口に触れたりすることで感染し、冬場、幼稚園や小学校などで集団発生することも少なくありません。
症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱が多く、治療は脱水を予防し、症状に合わせた内服薬を服用します。細菌性が疑われる場合には抗生物質を使用することもあります。脱水予防には、自宅で出来る経口補水療法(ORT oral rehydration therapy)が効果的です。

ウイルス性胃腸炎の原因ウイルス

ノロウイルス
極めて強い感染力を持ち、汚染されたカキなどの二枚貝を生食することで、1〜2日の潜伏期間を経て発症します。吐き気や嘔吐、下痢、腹痛が主な症状で、発熱は軽度なことが多いです。例年11月から2月頃に流行のピークを迎えます。
ロタウイルス
主に乳幼児に感染し、水のような下痢や嘔吐を伴います。通常1〜2週間で自然に快方へ向かいますが、脱水症状には十分な注意が必要です。例年、3月から5月にかけて流行します。
アデノウイルス
主に乳児や幼児に感染が見られ、長期間続く下痢症状を引き起こすのが特徴です。

細菌性胃腸炎の原因細菌

サルモネラ菌
汚染された食品を摂取することで感染し、悪心や嘔吐、激しい腹痛、高熱が現れます。通常は3〜4日ほどで症状が改善します。
カンピロバクター
主に加熱不十分な鶏肉などを介して感染し、腹痛や下痢、発熱を引き起こします。
ウェルシュ菌
加熱調理後に長時間放置された食品内で増殖し、腹痛や下痢を招きます。通常、1〜2日で回復に向かいます。
黄色ブドウ球菌
皮膚や鼻腔に存在する菌が毒素を産生することで食中毒を引き起こします。症状は吐き気、嘔吐、腹痛などで、24時間以内に快方に向かうケースが多いです。
病原性大腸菌
汚染された飲食物を介して感染します。特に腸管出血性大腸菌(O157など)は、重症化すると深刻な合併症を引き起こすリスクがあります。

感染性胃腸炎の感染期間と注意点

感染期間

一般的に、症状が治まった後も最低48時間は感染の可能性が残り、状況によっては1週間程度続くこともあります。特にノロウイルスやロタウイルスなどは、症状消失後もしばらく便の中にウイルスが排出されるため、再感染や家族内感染を防ぐための注意が欠かせません。

症状回復後の注意点

症状が完全に治まっても、出勤や登校の再開は慎重に判断する必要があります。トイレ後の入念な手洗いや、便・嘔吐物を処理した後のアルコール消毒、塩素系漂白剤による除菌が、周囲への二次感染防止に有効です。

じんましん

じんましんとは、皮膚の一部が突然、蚊に刺されたような赤い盛り上がりを見せ、短時間で跡を残さずに消えてしまう疾患です。
強い痒みを伴うのが一般的ですが、時にチクチク、ヒリヒリとした痛みを感じることもあります。症状は数十分から1日程度で一度治まりますが、瞼や唇の腫れ、あるいは喉の違和感や呼吸のしづらさを伴う場合は注意が必要です。

じんましんの症状と特徴

  • 蚊に刺されたような赤い膨らみ(膨疹)が突発的に現れる
  • 強い痒みや、焼けるようなチクチクとした痛みがある
  • 数分から24時間以内には、跡を残さず自然に消失する
  • 顔を含めた全身のあらゆる部位に出没しやすい
  • 湿疹と異なり、患部がカサついたりせず、短期間で引くのが特徴である

じんましんの種類

急性じんましん
発症して6週間以内のもの。感染症などが原因となることが多い。
慢性じんましん
6週間以上続くもの。原因の特定が難しい場合が多い。
物理性じんましん
摩擦や圧迫、寒冷、温熱、日光などの刺激により起こる。
コリン性じんましん
発汗に伴って現れる。1〜4mm程度の小さな膨らみが特徴。
アレルギー性じんましん
食品や薬剤などの特定物質(アレルゲン)に反応して起こる。
イントレランス
非ステロイド系消炎鎮痛薬や食品添加物などで生じる。

じんましんの治療

治療において最も重要なのは、原因を特定して可能な限りそれを回避することです。
薬物療法では、痒みを抑えるための抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を主体に行います。
アレルギー性が原因の場合は原因物質の除去が有効ですが、原因が特定できない特発性のケースでも、早めに内服を開始することで症状の軽減が期待できます。
重症の際には点滴治療を検討することもあります。

湿疹・かぶれ

湿疹とは、内因的または外因的な要素によって皮膚に炎症が生じる疾患で、赤みや痒み、水ぶくれなどの症状を伴います。
アレルゲンへの接触、摩擦や乾燥などの物理的刺激、あるいは化学物質の刺激など原因は多岐にわたり、アトピー体質の方や肌のバリア機能が低下している方に多く見られます。このうち、外部からの刺激物質が直接的な原因となって起こる炎症を「かぶれ(接触性皮膚炎)」と呼びます。主な刺激物には化粧品、洗剤、金属、植物、薬剤などが挙げられます。

湿疹・かぶれの原因一例

肌の乾燥
肌が乾燥すると角質層の水分が失われ、皮膚の柔軟性が損なわれてひび割れや皮剥けが生じる「乾皮症」の状態になります。これが進行して強い痒みや赤みを伴う湿疹を併発すると「乾燥性皮膚炎」へと発展します。
汗による刺激
汗に含まれる塩分やアンモニアなどの老廃物が刺激となり、痒みを引き起こすことがあります。汗をかいたまま放置すると細菌が繁殖してかぶれを招いたり、汗によって金属成分が溶け出すことで、アクセサリー等による金属アレルギーが誘発されたりすることもあります。
接触性皮膚炎
特定の物質が肌に触れることで、局所的な湿疹や痒みが生じるものです。アレルギー性、化学的刺激によるもの、光線が関与するものなどいくつかのタイプに分類されます。
虫さされ
蚊やノミなどの吸血や刺咬によって起こる、強い痛みや痒みを指します。これらは虫が刺す際の物理的なダメージと、注入される物質による化学的な刺激反応によって生じます。

湿疹・かぶれの治療

湿疹の要因は様々ですが、皮膚表面の炎症反応を鎮めるにはステロイド外用薬が極めて有効です。
薬剤は炎症を抑える強さに応じて段階的に分類されており、症状の程度に適した強さを選択する必要があります。効果を十分に引き出すためには塗る回数や方法も重要ですので、医師の指示を守って正しく使用してください。

帯状疱疹

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされる疾患です。このウイルスは、幼少期に水ぼうそうにかかった際やワクチン接種後に、神経節という場所に潜伏します。加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下した際にウイルスが再び活性化し、神経に沿って移動することで、皮膚に帯状の痛みや発疹を発症させます。

帯状疱疹の症状と特徴

  • しびれや痒み
  • ピリピリ・ズキズキする痛み
  • 帯状の発疹
  • 発熱や頭痛

帯状疱疹の治療

帯状疱疹は、特徴的な帯状の水ぶくれと強い痛みによって診断されます。治療の主体は、ウイルスの増殖を抑制する抗ウイルス薬の投与と、鎮痛剤による痛みのコントロールです。特に早期治療が重要とされており、発症から72時間以内に抗ウイルス薬を開始することが望ましいとされています。疑わしい症状が現れたら、早めにクリニックを受診してください。

帯状疱疹の予防

予防にはワクチン接種が非常に効果的です。帯状疱疹ワクチンは、発症そのものを防ぐだけでなく、重症化や後遺症である「帯状疱疹後神経痛」のリスクを大幅に下げるために開発されました。あらかじめ接種しておくことで発症リスクを抑え、万が一罹患した場合でも軽症で済む効果が期待できます。
当院では帯状疱疹ワクチンの接種を承っております。対象年齢や接種スケジュール、費用などの詳細については、診察時に医師またはスタッフまでお気軽にお尋ねください。

帯状疱疹ワクチン

症状から考えられる疾患

発熱

多くの場合、発熱の原因は風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、扁桃炎といった感染症です。上気道の症状がなく発熱だけが続く場合には、膀胱炎や腎盂炎、髄膜炎、さらには甲状腺炎など、呼吸器以外の感染症も疑われます。必要に応じて血液検査や尿検査などを行い、原因の特定を進めていきます。

発熱を伴う疾患

  • 感染症
  • アレルギー
  • 腫瘍
  • 血栓症・塞栓症
  • 膠原病・血管炎
  • 出血後・血種
  • 滑膜炎
  • ホルモン異常
  • 肉芽腫
  • 薬剤性
  • うつ(微熱のみ)
  • 詐熱

など多岐にわたります。

鼻水・鼻づまり

鼻水と鼻づまりは、細菌やウイルス、ちりやほこり、アレルゲンなど体にとっての異物から体を守るための防御反応としてあらわれます。鼻水は、鼻の粘膜に異物が付着したとき、体の外へ排出しようとする反応で生じます。鼻づまりは、同じく鼻の粘膜に異物が付着したとき、鼻の粘膜を腫らすことで空間を狭くし、それ以上奥に異物が侵入しにくいようにしています。

鼻水・鼻づまりを伴う疾患

のどの痛み

のどの痛みは、ウイルス感染や細菌感染、乾燥、声の出しすぎ、アレルギー、逆流性食道炎など多種多様な原因で起こります。炎症が主な要因となり、体内の免疫反応が働くことによって痛みが生じるのが特徴です。

のどの痛みを伴う疾患

胃もたれ・腹部膨満感

胃もたれは、食後に胃の不快感を感じ、「消化が進んでいない」と思うような状態を指します。胃の働きが弱まり、食べ物が胃に滞留しやすくなることで起こりやすいです。腹部膨満感は、お腹全体または下腹部に張りを感じたり、圧迫されるような違和感が生じる状態です。腸内にガスがたまりやすいことや、便秘、腸の動きの低下などが主な要因で、消化管の炎症性疾患が関与するケースもあります。

胃もたれ・腹部膨満感を伴う疾患

  • 逆流性食道炎
  • 過敏性腸症候群
  • 機能性ディスペプシア
  • 腸閉塞
  • 便秘
  • 慢性膵炎
  • 感染性胃腸炎
  • 腫瘍(胃がん・大腸がん・卵巣腫瘍など)
  • 病気以外(食事内容・食べ方・ストレス・自律神経の乱れ・生活習慣・アルコール・喫煙)

腹痛

腹痛とは、一般的に「お腹の痛み」と総称される症状ですが、その原因は多岐にわたります。痛みが起きている具体的な場所や、その強さ、さらに鋭い痛み(絞扼痛)や差し込むような痛み(仙痛)といった痛みの性質、発症の経過、併発している他の症状などを詳しく伺うことで、背後にある原因を特定していきます。

腹痛を伴う疾患

  • 胃炎
  • 膵炎
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  • 虫垂炎
  • 逆流性食道炎
  • 憩室炎
  • 腸炎
  • 虚血性大腸炎
  • 胆石症
  • 過敏性腸症候群
  • 胆嚢炎・胆管炎
  • 炎症性腸疾患
  • 肝炎
  • 狭心症・心筋梗塞
  • 尿管結石・腎盂腎炎
  • 大動脈解離
  • 腸閉塞
  • 卵巣腫瘍・卵巣出血

食欲不振

食欲不振は、食事に対する意欲が下がり、お腹が空かなくなる、偏食になる状態です。これは消化器系の病気や薬の副作用、ストレス、慢性的な疲労などが原因で起こります。消化器系以外の病気で起こることもあります。

食欲不振を伴う疾患

  • 消化管疾患(胃・十二指腸潰瘍、胃腸炎、機能性ディスペプシア、腸閉塞、炎症性腸疾患、胃がん)
  • 慢性感染症
  • 肝・胆・膵疾患(急性肝炎、肝硬変、胆石症、胆道系感染症、膵炎)
  • 神経疾患(認知症、パーキンソン病、髄膜炎、脳腫瘍)
  • 内分泌疾患(重症糖尿病、甲状腺機能異常、副甲状腺機能亢進)
  • 膠原病(関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛症など)

他にも過労や睡眠不足、薬の副作用、ストレスなどが原因で食欲不振を起こすことがあります。

下痢・便秘

下痢は水分を多く含む軟便や水様便が頻回に出る状態で、便秘は排便回数の減少や排便困難を伴う状態です。過剰なダイエットや食習慣、運動不足などによる便秘もありますが、大腸がんなど重篤な疾患がひそんでいることもあります。加齢によって筋力が弱くなってくると、うまく便が出せず便秘となることがあります。

下痢を伴う疾患

  • 感染性胃腸炎
  • 炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)
  • 過敏性腸症候群
  • 消化管出血
  • 吸収不良症候群
  • 慢性膵炎
  • 悪性腫瘍

便秘を伴う疾患

  • 過敏性腸症候群
  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 腸閉塞
  • 薬剤性(抗精神病薬、抗ヒスタミン薬、利尿薬、オピオイド、抗コリン薬など)
  • 内分泌代謝性疾患
  • 神経疾患(パーキンソン病など)
  • アミロイドーシス

いびき

いびきは睡眠中におこる呼吸にともなう音のことです。いびきをかいてしまう原因は、睡眠中に何らかの原因で鼻、のどなどの気道が狭くなってしまい、無理矢理空気を通そうとする時にその部分が振動することによって発生する音です。睡眠中は筋肉がゆるむため顎が移動したり、舌が喉側に落ちたりして気道を塞ぐ形になることがいびきの主な原因です。

いびきを伴う疾患

動悸

動悸とは、胸がドキドキと速く打つ、脈が飛ぶように感じる、拍動が強く伝わるといった感覚を総称した症状です。多くの場合は一時的なもので、体を動かしたり、緊張したり、ストレスを感じたときなどに起こります。しかし中には、心臓の拍動そのものに異常があり、治療を必要とする病気のサインとして現れることもあります。

動悸を伴う疾患

  • 不整脈(心房細動、期外収縮、発作性上室性頻拍など)
  • 甲状腺機能亢進症
  • 心臓病(心不全、狭心症など)
  • 低血糖
  • 貧血
  • 更年期障害
  • ストレスや生活習慣(喫煙、過度の飲酒、カフェインの摂り過ぎ、薬の副作用なども一時的な動悸の要因となります)
  • 心因性(不安障害、パニック発作、うつ病など)

嘔気・嘔吐

吐き気は、いまにも嘔吐してしまいそうな気持の悪い感覚のことです。嘔吐は胃の中の、または口から入ろうとした異物を、できるだけ早く外に排出しようとして胃が強く縮んでおこる生理反応です。吐き気は、極端な緊張からおこることもあり、体調不良や乗り物酔いなどによっておこることもあります。こうした吐き気であれば一過性のものでそれほど心配しなくても良いのですが、中には重篤な疾患で吐き気がおこることがあります。

嘔気・嘔吐を伴う疾患

  • 胃腸炎
  • 糖尿病性ケトアシドーシス
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  • 胆石症・胆嚢炎
  • 逆流性食道炎
  • 薬剤の副作用
  • 腸閉塞
  • 脳血管障害・脳腫瘍
  • 虫垂炎
  • 髄膜炎・脳炎
  • 胃がん
  • メニエール病
  • 妊娠
  • 腎盂腎炎
  • 尿毒症
  • 高カルシウム血症
  • 急性心筋梗塞
  • 神経性食思不振症

疲れやすい・だるい

からだのだるさ(倦怠感)は、体が重くだるい、疲れがとれないといった自覚症状を指します。十分に休んでも改善しない場合は、単なる疲労ではなく、体や心のサインであることがあります。だるさを引き起こす病気は多岐にわたりますが、身体的疾患、精神的疾患、その複合に分けて原因の有無を精査していきます。

疲れやすい・だるいを伴う疾患

  • 感染症(急性~慢性)
  • 膠原病
  • 内分泌疾患(糖尿病、甲状腺機能異常、副腎不全)
  • 薬剤性
  • 代謝性疾患(電解質異常)
  • アルコール
  • 貧血
  • 慢性疲労症候群
  • 悪性疾患
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 神経筋疾患
  • 感染後疲労状態
  • 更年期
  • 精神疾患(うつ病、パニック障害、ストレス)
  • 不規則な生活習慣

むくみ(浮腫)

むくみは、皮下に余分な水分がたまった状態です。体の水分は、血管・リンパ管・細胞の間を行き来しながらバランスを保っています。血流が滞る、リンパの流れが悪い、塩分が多い、内臓の働きが落ちる、薬の影響があるなどの要因が重なると、水分が戻りにくくなり、むくみとして目立ちます。多くは生活習慣や血流・筋力の影響で起こりますが、心臓・腎臓・血管などの病気が隠れていることもあります。

むくみ(浮腫)を伴う疾患

  • 心不全・収縮性心膜炎
  • 下肢静脈瘤
  • 腎不全
  • 深部静脈血栓症・慢性静脈還流不全
  • ネフローゼ症候群
  • 薬剤副作用(Ca阻害剤、NSAIDs、甘草、ホルモン薬)
  • 肝硬変
  • リンパ浮腫
  • 低栄養
  • 蜂窩織炎
  • 蛋白漏出症候群・吸収不良症候群
  • 外傷(捻挫、打撲、骨折後)
  • 甲状腺機能低下症
  • 月経前症候群
  • 血管性浮腫(顔面、口唇)
  • 上大静脈症候群(顔面、上肢の浮腫)
  • 生活要因(長時間の立ち仕事・座り仕事、塩分過多)

夜眠れない

不眠症とは、「眠れない状態」が続き、その結果として日中の生活に支障が出ている状態を指します。具体的には、「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く目が覚める」「しっかり寝た感じがしない」といった症状がみられます。一時的な不眠は誰にでも起こりますが、その状態が長く続き、疲労感や集中力低下、気分の落ち込みなどに影響している場合は、治療が必要な不眠症と考えられます。

夜眠れないを伴う疾患

  • 不眠症
  • 概日リズム睡眠障害
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 薬物依存性不眠
  • むずむず脚症候群
  • うつ病
  • 病気以外(生活環境・ストレス・生活習慣・嗜好品)
  • 頻尿(前立腺肥大症、神経因性膀胱)

胸痛

胸の痛みや不快感は、誰しもが経験する可能性のある症状です。その原因は多岐にわたり、心臓発作のような深刻なものから、一時的な筋肉痛まで様々です。痛みの持続時間や発症のきっかけ、関連症状の有無など、問診から得られる様々な情報をもとにして、原因疾患を慎重に鑑別していくことが大切になってきます。

胸痛を伴う疾患

  • 急性冠症候群(不安定狭心症、急性心筋梗塞)
  • 逆流性食道炎
  • 大動脈解離
  • 胃潰瘍
  • 気胸
  • 食道破裂
  • 肺炎
  • 帯状疱疹
  • 胸膜炎
  • 肋間神経痛
  • 肺血栓塞栓症
  • パニック障害・不安障害
  • 急性心膜炎
  • 筋骨格性胸痛

腰痛

腰痛は、さまざまな理由によって起こります。特に多いのは、腰の骨に負担がかかることで神経を圧迫し痛みが起こるケースですが、感染や炎症、腫瘍、ストレスによって腰痛が発症することも少なくありません。また、原因となる疾患によって、腰の痛み方もさまざまです。腰を曲げると痛い、疲れたときだけ腰が痛む、腰からふくらはぎにかけてしびれる、突然刺すような痛みが出て動けなくなるなど、患者さんによって違います。

腰痛を伴う疾患

  • 筋・筋膜性腰痛
  • ぎっくり腰
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 脊椎炎・脊椎カリエス
  • 変形性腰椎症
  • 腫瘍(がん転移・多発性骨髄腫など)
  • 骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折
  • 内臓疾患
  • 脊柱管狭窄症
  • 大動脈瘤・大動脈解離
  • 坐骨神経痛
  • 心因性・職業病

頭痛

頭痛の多くは、ストレスや長時間の労働、睡眠不足などが原因で生じ、他に原因となる病気がない「一次性頭痛」です。一方で、病気などが原因で引き起こされる頭痛は「二次性頭痛」といいます。 「二次性頭痛」の原因疾患は多岐にわたりますが、特に見逃すと危険性が高い病気として、くも膜下出血、脳出血、髄膜炎・脳炎、椎骨動脈解離、脳腫瘍(占拠性病変)、緑内障発作などがあります。

頭痛を伴う疾患

  • 一次性頭痛(片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛)
  • 急性緑内障発作
  • くも膜下出血・脳出血
  • 急性細菌性副鼻腔炎
  • 髄膜炎・脳炎
  • 低血糖
  • 脳腫瘍
  • 帯状疱疹
  • 椎骨動脈解離
  • 側頭動脈炎
  • 顎関節症
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 三叉神経痛・大後頭神経痛

めまい

めまいには、ぐるぐる回るような回転性のもの、フワフワと浮いているような感覚、視界が揺れる一過性の動揺視、足元が安定しないふらつき、急に視界が暗くなる立ちくらみなど、さまざまなタイプがあります。一般的に、回転性のめまいは耳の病気が関与することが多く、非回転性のめまいは脳の病気が関係していることが多いといわれますが、症状だけで断定することは難しいです。めまいのきっかけや発生頻度、持続時間、頭痛や吐き気、耳鳴り、手足のしびれといった随伴症状の有無など、多くの情報を総合的に評価し、原因を探っていきます。

めまいを伴う疾患

  • 良性発作性頭位めまい症
  • 耳毒性薬物(アミノグリコシド系、バンコマイシン、シスプラチン)
  • メニエール病
  • 薬剤性(抗てんかん薬、インドメタシン、ミノサイクリン)
  • 突発性難聴
  • 糖尿病
  • 前庭神経炎
  • アルコール性神経障害
  • 椎骨脳底動脈循環障害(小脳・脳幹卒中)
  • ビタミン欠乏症
  • 高度大動脈弁狭窄症
  • アミロイドーシス
  • 不整脈
  • 多発性硬化症
  • 脱水
  • 低酸素血症
  • 貧血
  • うつ病・パニック障害

頻尿・排尿時の痛み

排尿痛は、排尿時に感じる痛みやしみるような不快感のことです。頻尿は、トイレに行く回数が異常に多い状態を指し、医学的には、日中の排尿回数が8回以上になると「頻尿」と呼ばれることが多いとされています。頻尿は、膀胱の働きの変化や生活習慣、ストレス、加齢、病気などさまざまな要因によって起こる症状です。これらの症状は、男女問わず現れることがあり、年齢とともに増える傾向もあります。多くの場合、膀胱や尿道の炎症が原因ですが、中には他の病気が隠れているケースもあります。

頻尿・排尿時の痛みを伴う疾患

  • 急性膀胱炎
  • 糖尿病
  • 尿道炎
  • 神経因性膀胱
  • 前立腺炎
  • 尿路結石
  • 過活動膀胱
  • 子宮筋腫・骨盤臓器脱
  • 前立腺肥大症
  • 薬剤の副作用
  • ストレス・冷え

手足のしびれ

手足のしびれは一見ありふれた症状のように思われますが、その背景には脳や脊椎、末梢神経、さらには糖尿病や循環器疾患などの内科的な病気まで、さまざまな原因が隠れている可能性があります。放置してよいものもあれば、早期治療が必要な重大な病気のサインである場合もあるため、注意が必要です。

手足のしびれ

  • 頚椎症
  • 多発性単神経炎
  • 手根管症候群
  • 多発性硬化症
  • 腰椎ヘルニア
  • 肘部管症候群
  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
  • 外側大腿皮神経麻痺
  • 糖尿病性神経障害
  • 胸郭出口症候群
  • ビタミンB1・B2欠乏症
  • 腫瘍随伴症候群
  • 過換気症候群
  • アミロイドーシス
  • 閉塞性動脈硬化症