八尾市の一般内科・呼吸器内科・小児科・アレルギー科・美容皮膚科・美容内科

お子様の急な発熱やその他の気になる症状を遠慮なくご相談ください

当院には小児科専門医が在籍しており、発熱をはじめ、喉の痛みや咳、鼻づまりといった呼吸器のトラブル、下痢・嘔吐・腹痛などの消化器系の問題、さらに喘息やじんましん、花粉症などのアレルギー症状にも幅広く対応しています。
発熱や咳、鼻水、呼吸がゼーゼーする、どこかの痛みを訴えるといった明確な症状がある場合はもちろん、「なんとなく元気がない」「食欲がいつもより落ちている」といった些細な変化についても、どうぞ遠慮なくご相談ください。

Pediatrics

小児科の主な症状や疾患

小児科で扱う主な症状や疾患をご紹介いたします。
こちらに掲載している疾患がすべてではありませんので、お子様の気になる症状があれば、お気軽に当院までご相談ください。

発熱

お子様は大人よりも平熱が高いため、一般的には37.5℃以上を発熱の目安と判断します。熱の高さそのものに不安を感じることも多いかと思いますが、発熱以外の随伴症状(顔色の良し悪し、水分の摂取状況、活気の有無など)を注意深く観察することが重要です。

医療機関受診の目安

次のような症状が1つでもある場合、すぐに小児科を受診してください。

  • ぼーっとしていて意識がはっきりしない
  • 吐き気や嘔吐を繰り返している
  • 頭痛を訴えている
  • 水分や食事が十分に摂れていない
  • けいれん(痙攣)を起こした

※これらの症状がない場合でも、3日以上熱が引かない時はお早めにご相談ください。

発熱時の対処法

  • 十分な水分補給

    発熱時は多量の発汗により脱水症を招く恐れがあるため、こまめな水分摂取を心がけましょう。

  • 安静に過ごす

    体力を消耗させないよう、無理をさせず静かに過ごせる環境を整えてあげてください。

  • 衣服の調節

    寒気がある時は衣類や布団で温め、熱が上がりきったら薄着にして熱を逃がします。ずっと厚着をさせ続けないよう注意が必要です。

  • 解熱剤の使用方法

    熱があっても機嫌がよく、食事や睡眠が摂れているのであれば、無理に解熱剤を使う必要はありません。ただし、体力の消耗が激しい、眠れない、水分が摂れないといった場合には、お薬で身体を楽にしてあげることも一つの選択肢です。

嘔吐

嘔吐はお子様によく見られる症状ですが、突然の発症に驚かれる保護者様も少なくありません。子どもが吐くきっかけは多岐にわたるため、まずは落ち着いて全身の状態を観察し、受診の緊急性が高いかどうかを見極めることが肝要です。

嘔吐の原因

感染性胃腸炎
ウイルスや細菌への感染により、下痢や熱を伴うこともある。
腸重積
腸の一部が入り込み、嘔吐を繰り返す。
腸閉塞
腸の捻転などで通り道が塞がり、吐き続ける。
食物アレルギー
特定の食品摂取後に吐き、顔や目の腫れを伴う場合もある。
咳上げ・げっぷ
激しい咳き込みや、授乳後のげっぷに混じって吐く。
その他
激しく泣いた際や、食べ過ぎ・飲み過ぎによるもの。

医療機関受診の目安

次のような症状がある場合は、早急に医療機関を受診してください。

  • ぼーっとしていて活気がない
  • 尿の回数が少ない、または色が非常に濃い
  • 唇や舌が乾いている

嘔吐してしまったときの対処法

胃腸炎が疑われる場合は、嘔吐物を適切に処理し、アルコールや次亜塩素酸ナトリウム(ノロウイルスの時など)で消毒して二次感染を防ぎましょう。水分が失われるため、脱水症への警戒も欠かせません。

吐き気が落ち着いたら…

症状が安定してきたら、ぬるめのお茶や経口補水液を少量(スプーン1杯程度)ずつ、5〜10分おきに与えてみてください。一度にたくさん飲ませると再発の恐れがあります。食事はおかゆやうどんなど、消化に良いものを中心にしましょう。乳幼児の授乳も、回数を分けて少しずつ進めてください。

下痢・血便

下痢とは、便が通常より軟らかくなったり水のような状態になったりすることで、回数が増えるのが一般的です。脱水に注意が必要で、主にロタやノロなどのウイルス性胃腸炎が原因となります。
血便は便に血が混じる状態ですが、肉眼で判別しにくいこともあり、潜血検査で判明する場合もあります。大腸や胃の疾患、ポリープ、痔といった様々な病気の可能性が考えられます。

下痢・血便の原因

風邪
腹痛や下痢の症状を伴うタイプの風邪も存在します。処方された整腸剤を適切に服用していただくことで、少しずつ快方に向かいます。
ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)
ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルス等への感染により、発熱やくしゃみ、鼻水、さらに吐き気・嘔吐といった症状に続いて下痢が現れます。これらは迅速検査による診断が可能です。
細菌性胃腸炎(食中毒)
サルモネラ菌や病原性大腸菌などが主な原因となります。1日から2週間ほどの潜伏期間を経て、発熱や激しい腹痛、嘔吐、下痢のほか、血便を伴うケースもあります。適切な抗菌薬の内服によって治療を行います。
ストレス
精神的なストレスや身体的な疲労も、腹痛や下痢を引き起こす要因となります。お子様が強いストレスを感じている場合、頭痛や動悸、睡眠障害といった症状を併発することもあるため注意が必要です。

医療機関受診の目安

次のような症状がある場合は、早急に医療機関を受診してください。

  • 血が混じった便が出ている
  • ぐったりしていて元気がない
  • 腹痛や嘔吐がある
  • 38.5℃以上の発熱がある
  • 水分補給ができていない
  • 半日以上おしっこが出ていない
  • 1歳未満の赤ちゃんが白色の下痢をしている

下痢になったときの対処法

  • 締め付けが強い衣類は避ける

    本人が楽な姿勢で休めるよう、締め付けの少ない衣類を選んであげてください。

  • 十分な水分補給

    お茶や水、経口補水液などで水分を補い、柑橘系や乳製品は控えましょう。

  • 栄養補給

    食事はおかゆ等、消化の良いものを与えてください。

  • 体を清潔にする

    おしりは温水で洗い、清潔を保ちます。

  • 自己判断で下痢止めを使用しない

    下痢止めはウイルスの排出を妨げるため、自己判断での使用は避けましょう。

熱性けいれん

主に生後6ヶ月から5歳までの乳児・幼児期に見られる、38℃以上の高熱に伴う一時的な発作です。
未発達な脳が熱の刺激に反応することで起こると考えられており、成長とともに多くは自然に起こさなくなります。
手足を震わせるだけでなく、ぼーっとして反応が鈍くなるタイプも見られます。

熱性けいれんの症状や予兆

  • 38℃以上の高熱が出る
  • 白目をむいている
  • 顔や唇の色が悪い
  • 手足を震わせている

熱性けいれんの種類

単純型熱性けいれん
典型的な症状である「単純型」と判断される場合には、改めて詳しい検査を実施することは少ないのが一般的です。もしお子様が発作を起こした際は、落ち着いて「持続時間」や「左右差の有無」、さらに「体の一部分だけに起きていないか」を慎重に観察し、医師へ正確にお伝えください。
複雑型熱性けいれん
「複雑型」に分類されるケースや、発作が20〜30分以上にわたり続く「けいれん重積状態」においては、他の疾患との判別を行うために、入院したうえで詳細な精密検査が必要となる場合が多く見受けられます。

熱性けいれんの対処方法

発作時には、意識の消失や反応の低下、顔色や呼吸状態の変化を伴うことが多いため、突然の出来事に動揺される保護者様がほとんどです。
けいれんが起きた際は、以下のポイントに留意して落ち着いて対応してください。

  • まずは周囲の大人が冷静になりましょう。けいれんそのものが直接死に直結することは極めて稀です。特に「単純型」であれば後遺症の心配も少なく予後は良好ですので、まずは見守る姿勢を保ってください。
  • 窒息を防ぐため、お子様の体を横向きに寝かせましょう。けいれん中は嘔吐を伴うことが多く、吐瀉物で気道を塞がないよう、首元の衣服を緩めて横向きの姿勢を維持することが重要です。
  • 発作が続いていた時間を正確に把握してください。診察時に医師へ情報を共有できるよう、可能な限りけいれんの様子を細かく観察しましょう。スマートフォンなどで動画を撮影しておくことも非常に有用な方法です。
  • 5分以内に自然に治まり、その後の意識がしっかりしている場合(呼びかけに反応し、視線が合って会話や指示への理解が可能な状態)は、落ち着いてから速やかに医療機関を受診してください。
  • 発作が5分以上継続する場合には、迷わず救急車を要請してください。お子様の命を守るために迅速な対応が求められます。
  • けいれん自体が停止していても、「意識の戻りが悪い」「顔色や呼吸の状態が優れない」「一度止まった発作が再び始まった」といった状況が見られる際も、速やかに救急車を呼んでください。

突発性発疹症

突然現れる38℃以上の高熱と、解熱するタイミングで全身に発疹(ほっしん)が出ることが特徴の感染症です。
原因はヒトヘルペスウイルスへの感染で、生後6ヶ月から2歳頃のお子様によく見られます。乳幼児が初めて経験する発熱であることが多く、時に熱性けいれんを併発する可能性もあります。

突発性発疹症の症状

  • 38℃を超える高熱(初めての知熱として経験することが多い)
  • 高熱が3日ほど継続したのち、熱が下がる
  • 解熱する前後で全身に淡い発疹が現れる
  • 熱があっても機嫌はそれほど悪くない(授乳や食欲に大きな変化がない)
  • 発疹が出始める頃に不機嫌になることがある

医療機関受診の目安

突発性発疹の多くは自然に快方へ向かいますが、以下の症状がある場合は早急に受診してください。

  • 意識がぼんやりとして反応が鈍い
  • けいれんを起こした
  • 顔色が著しく悪い
  • 水分や栄養の摂取が困難である
  • 尿が全く出ない

※ 特に意識障害やけいれんが見られる際は、脳炎や脳症の疑いがあるため、迅速な医療対応が不可欠です。

突発性発疹症の対処法

原因ウイルスに直接作用する特効薬はないため、熱に対する解熱剤の使用など、症状を和らげる対症療法が基本となります。約10日の潜伏期間を経て、飛沫や接触により感染します。
発熱期間中は周囲への感染力があるため、解熱後1日以上が経過してから登園を検討してください。非常に感染力が強いため、可能であれば発疹が完全に消失するまで登園を控えることが望ましいです。

マイコプラズマ感染症

マイコプラズマ・ニューモニエという病原体に感染することで発症する疾患です。この細菌は気管支炎や肺炎の主な原因となります。約3~5%のお子様に肺炎の合併が認められ、乳児よりも園児や小学校低学年のお子様に多く見られるのが特徴です。

マイコプラズマ感染症の症状

  • 発熱
  • 持続する咳
  • 喉の痛み
  • 頭痛
  • 熱が下がらない
  • 全身の倦怠感
  • 吐き気や嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 1週間以上咳が続いている

医療機関受診の目安

次のような症状が見られた場合は早急に受診してください。

  • 咳が1週間以上続く
  • 熱が続いている
  • 呼吸が苦しそう
  • 食欲がなく、ぐったりしている

マイコプラズマ感染症の治療と予防

治療

基本的には自然に治癒する病気ですが、迅速検査による診断が可能です。診断が確定した段階で適切な抗菌薬を服用することで、重症化の防止が期待できます。

予防

本疾患は飛沫感染や接触感染によって広がるため、学校や保育園といった集団生活の場では注意が必要です。以下の予防策を徹底しましょう。

  • 手洗い・うがいの徹底

    外出後や食事の前には、石鹸を用いた手洗いとうがいを習慣化してください。

  • 咳エチケット

    咳やくしゃみの際はティッシュや袖で口元を覆い、周囲への拡散を防ぎましょう。マスクの着用も有効です。

  • 十分な休養と栄養

    抵抗力を高めるために、質の高い睡眠とバランスの良い食事を心がけ、体調管理に努めてください。

RSウィルス感染症

RSウイルスへの感染によって発症する疾患で、2歳頃までにはほぼすべてのお子様が一度は経験するといわれています。
先天性心疾患やダウン症候群などの基礎疾患をお持ちのお子様は重症化のリスクがあるため、流行期には毎月のシナジス接種による予防を行います。
当院でも紹介状をお持ちいただければ接種が可能ですので、お気軽にご相談ください。

RSウィルス感染症の症状

  • 発熱・鼻水が出る
  • 咳が出る
  • 喘鳴(息を吸う際や吐く際に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がする)
  • 呼吸が苦しそうである

乳幼児期の早い段階でRSウイルスに感染すると、細気管支炎や肺炎などの重篤な呼吸器疾患へ進行する場合があるため、細心の注意が必要です。

RSウィルス感染症の治療と予防

治療

RSウイルスに直接作用する特効薬は現在のところ存在しないため、現れている症状を和らげる対症療法が基本となります。
発熱や鼻水、咳に対して適切な処置を行いますが、喘息のような激しい症状が見られる場合には、頻回な吸入治療を要することもあります。

予防

感染予防策として、妊娠中の方へのワクチン接種により、胎盤を通じて赤ちゃんに抗体を移行させ守る方法があります。
また、出生後の赤ちゃんに直接抗体を投与してウイルスの働きを抑制する注射薬も存在します。これらの使用や接種の可否については、診察時にご相談ください。

RSウィルスと喘息の関係

乳幼児期のRSウイルス感染は、将来的な喘息(ぜんそく)の発症リスクを高める要因になることが知られています。強い炎症によって気道が過敏になり、風邪をひくたびに咳や喘鳴を繰り返す「反復性喘鳴」の状態が喘息を誘発することがあります。ご家族に喘息の既往がある場合は特に注意し、長引く咳や呼吸のしづらさが見られたら早めに専門医へ相談しましょう。

手足口病

手足口病は、主に5歳以下の乳幼児を中心に流行する、感染力が非常に強いウイルス性疾患です。その名称の通り、口内や手のひら、足の裏などに特有の発疹が現れるのが主な症状です。
通常は比較的軽症で、7〜10日ほどで自然に快方へ向かうことが多いですが、稀に合併症を引き起こすリスクもあるため注意深く見守る必要があります。

手足口病の症状

  • 手のひらや足の裏などに、赤いブツブツや水ぶくれのような発疹がある
  • よだれが増える
  • 口内炎ができる
  • 発熱がある

年齢別の特徴

乳幼児
口の中の痛みが強いため、よだれの量が増えたり、ミルクや食事を摂ることを嫌がったりする様子が見られます。脱水症状に陥りやすいため、特に注意が必要です。
年長児
喉や口の中の痛みを言葉で伝えることができます。なお、コクサッキーウイルスA6による感染の場合、発疹が広範囲に及ぶことがあります。

手足口病の治療と予防

治療

特効薬は存在しません。発熱に加え、口内炎による痛みで食事や水分摂取が困難になりがちです。口の痛みが強い場合は、常温で刺激の少ない飲み物や食べ物を与えるよう工夫してください。

予防

手足口病は極めて感染力が強く、幼稚園や保育園などのお子様が集まる場では流行しやすい傾向があります。適切な予防策を講じることで、感染リスクの低減に努めましょう。

  • 手洗いの徹底

    ウイルスは唾液や便、汚染された物を介して感染するため、こまめな手洗いが不可欠です。アルコール消毒が効きにくいため、石鹸を使用した丁寧な手洗いを習慣化しましょう。

  • 咳エチケット

    咳やくしゃみの際は、ティッシュなどで口鼻を覆い、飛沫拡散を防止してください。対応した後の手洗いも予防には非常に有効です。

  • 消毒

    お子様が触れる機会の多いおもちゃや家具などの消毒も効果的です。ウイルスは物の表面で数日間生存する場合があるため、定期的な清掃で広がりを防ぎましょう。

ヘルパンギーナ

ウイルス感染を原因とする、いわゆる「夏風邪」を代表する疾患です。口内に水疱が生じるのが特徴で、突発的な高熱や強い喉の痛みを伴います。
熱は通常2〜4日ほど持続し、喉の痛みが激しい場合には、食事を飲み込むことが困難になるケースも見受けられます。

ヘルパンギーナの症状

  • 38〜40℃の高熱が2〜3日続く
  • よだれの量が増える
  • 口の中に小さな水ぶくれを伴う発疹が現れる
  • 口内炎ができる

ヘルパンギーナと手足口病の違い

どちらも夏に流行するエンテロウイルス感染症ですが、症状や発疹の部位に違いがあります。

スクロールできます

ヘルパンギーナ 手足口病
原因ウイルス 主にコクサッキーウイルスA型 コクサッキーウイルスA16型やエンテロウイルス71型など
主な症状 突然の高熱、のどの痛み、口の奥(のどちんこの周辺)に小さな水ぶくれや潰瘍ができる 口の中、手のひら、足の裏などに水ぶくれ状の発疹、熱は出ないか、微熱程度
発疹の部位 口の奥中心で、体にはほとんど発疹が出ない 口、手、足、ひざやおしりにも出ることがある
好発年齢 主に乳幼児(1〜4歳) 乳幼児~学童まで幅広い

ヘルパンギーナの治療と予防

治療

特効薬は存在しないため、症状を和らげる対症療法が基本となります。解熱剤の使用や十分な水分補給を心がけてください。口内の痛みで食事が進まない時は、喉越しの良いものを選んであげましょう。熱が下がり、食事や水分がしっかり摂れるようになれば登園・登校は可能です。

予防

  • 手洗いの徹底

    感染対策の基本は石鹸による手洗いです。帰宅時やトイレ後、食事の前には必ず行いましょう。アルコール消毒が効きにくいため、「石鹸で物理的に洗い流す」ことが極めて重要です。

  • 咳エチケット

    咳やくしゃみの際は、ティッシュ等で鼻口を覆いましょう。ウイルスを含む飛沫の拡散を防ぐことができます。その後、速やかに手洗いを行うことも予防効果を高めます。

  • 消毒

    共用するおもちゃや家具など、お子様が触れる箇所の消毒も推奨されます。ウイルスは環境表面で数時間から数日間生存し続けることがあるため、定期的な清掃で感染経路を遮断しましょう。

プール熱

プール熱(咽頭結膜熱)は、アデノウイルスの感染によって引き起こされる、主に夏場に流行する感染症です。発熱、喉の痛み、結膜炎が主な症状として挙げられます。
幼児から小学生に多く見られ、非常に感染力が強いため、学校や保育園などで集団感染が起こりやすいのが特徴です。
例年7〜8月が流行のピークとなりますが、最近では冬場に小規模な流行が見られることもあります。

プール熱の症状

  • 喉の激しい痛み
  • 目の著しい充血
  • 目やに(眼脂)が出る
  • 下痢を伴う場合がある

プール熱の治療と予防

治療

アデノウイルスに直接作用する特効薬はないため、発熱や喉の痛みといった各症状を和らげる対症療法が基本となります。症状に応じて鎮痛剤や消炎剤、結膜炎に対しては点眼薬を処方します。発熱期間中は脱水症を防ぐために、十分な水分補給を心がけてください。喉の痛みが強い時は、刺激物や熱いものは避け、冷たくて飲み込みやすいものを選ぶようにしましょう。

予防

  • 手洗いの徹底

    流水と石鹸を使用し、指先まで丁寧な手洗いを習慣化してください。

  • 体を衛生的に保つ

    プールを利用した後は、必ずシャワーで全身を洗い流し、しっかりと真水でうがいをしましょう。

  • 感染者との接触を避ける

    ご家族内であってもタオルや食器を共有することは控え、感染している方との密接な接触は可能な限り避けるようにしてください。

溶連菌感染症

溶連菌(溶血性連鎖球菌)への感染により、高熱や喉の激しい痛み、全身の発疹などが現れる感染症です。現れる症状には個人差があります。家庭内での感染率が20~60%と非常に高いため、お子様が診断を受けた際は飛沫感染に注意し、手洗い・うがいを徹底して周囲への拡大を防ぎましょう。

溶連菌感染症の症状

  • 38℃以上の発熱
  • 喉の痛み
  • 全身の倦怠感
  • 扁桃腺の腫れ
  • 関節の痛み・腫れ・熱感

溶連菌感染症の治療と予防

治療

溶連菌に有効な抗菌薬を処方いたします。通常はペニシリン系の薬剤を10日間服用していただきますが、薬の種類によって日数は前後します。
1~2日ほどで解熱し喉の痛みも和らぎます。発疹も3~4日程度で消失していきますが、その後に指先の皮が剥けることもあります。

予防

本疾患は周囲にうつる病気です。手洗い・うがいを習慣化し、タオルやコップ、箸などの共用は避けましょう。
ご家族に感染者がいる場合、特に保護者様や高学年のお子様は症状が軽く熱が出ないこともありますが、感染拡大を防ぐため家族全員で受診し、適切な治療を受けることが大切です。

溶連菌によって起こる可能性がある合併症

溶連菌感染症の後、以下のような疾患を合併する可能性があります。
これらの合併症を未然に防ぐためには、症状が消えても処方された10日間の抗菌薬を最後まで飲み切ることが極めて重要です。

  • 中耳炎
  • 気管支炎
  • リンパ節炎
  • 副鼻腔炎
  • 急性腎炎

水ぼうそう

水ぼうそう(水痘)は、直径3~5mmほどの小さな発疹が全身に広がる感染症です。発疹は盛り上がったあとに水ぶくれとなり、強い痒みを伴うのが特徴です。最終的にかさぶた(痂皮)になって治癒します。
現在はワクチン接種の普及により患者数は減少しましたが、それ以前は15歳までに約9割のお子様が経験していた身近な疾患です。一度かかると、生涯持続する免疫を獲得します。

水ぼうそうの症状

  • 顔や頭、首、胴体などにかゆみを伴う発疹が現れる
  • 頭皮や陰部の周囲にも発疹ができる
  • 発熱
  • 全身の倦怠感
  • 食欲の低下
  • 頭痛

水ぼうそうの治療と予防

治療

水痘帯状疱疹ウイルスに対して有効な抗ウイルス薬の内服による治療を行います。発症後できるだけ早い段階で治療を開始することで、症状の早期改善が期待できます。
お子様に気になる症状が見受けられる際は、速やかに受診をご検討ください。

予防

感染予防にはワクチン接種が極めて有効です。定期接種として1歳から3歳までの間に、3ヶ月以上の間隔を空けて合計2回の接種が推奨されています。
また、未接種の方が発症者と接触してしまった場合でも、3日以内に緊急でワクチンを接種することで、発症の抑制や重症化の防止が期待できるとされています。

水ぼうそうの予防接種について

おたふく風邪

おたふく風邪は正式名称を「流行性耳下腺炎」と呼び、耳の下に位置する耳下腺が炎症を起こして大きく腫れる疾患です。
咀嚼(そしゃく)時や首を動かした際にも強い痛みを感じることがあります。ムンプスウイルスへの感染が原因で、主に咳やくしゃみなどの飛沫を通じて、保育園や学校などで流行します。一度感染すれば通常は生涯続く免疫を獲得しますが、大人になってから感染するケースも見られます。

おたふく風邪の症状

  • 発熱
  • 片側または両側の頬の腫れ
  • 頭痛
  • 全身の倦怠感
  • 食欲の低下

おたふく風邪の治療と予防

治療

ムンプスウイルスそのものに有効な特効薬はないため、発熱や頬の痛みといった各症状を和らげる対症療法が治療の中心となります。なお、耳下腺が腫れている期間に酸味の強い食品や硬い食べ物を口にすると、痛みを増強させる恐れがあるため、摂取を控えるよう工夫してください。

予防

おたふく風邪はワクチンを接種することによって予防が可能です。任意接種(自費)となりますが、1歳から接種を受けていただけますので、重症化や合併症を防ぐためにもご検討をお勧めします。

おたふく風邪の予防接種について

中耳炎

中耳炎とは、中耳という部位に細菌やウイルスが侵入して感染し、炎症を引き起こしている状態を指します。
代表的な症状としては、耳の痛み、耳だれ(耳漏)、聞こえにくさなどが挙げられます。特に乳幼児に多く見られる疾患で、生後半年から2歳頃がピークとされています。
成長とともに罹患率は低下しますが、小学校低学年までにおよそ6~7割のお子様が一度は経験するといわれています。

中耳炎の種類と症状

  • 急性中耳炎

    鼻や口から入った病原体が、中耳で炎症を起こすことで発症します。

    【症状】

    • 耳の痛み
    • 熱が出る
    • 耳だれが出る
    • わけもなく不機嫌になる
    • 耳を何度も触る、擦り付ける
  • 滲出性中耳炎

    鼻の奥と耳をつなぐ「耳管」の機能が未熟なために生じ、放置すると難聴の原因になる可能性があります。

    【症状】

    • 耳が詰まる
    • 音や声が聴こえにくい(難聴)
    • 呼びかけても反応がない

中耳炎の治療と対処法

治療

急性中耳炎の場合は、抗菌薬や鎮痛薬を用いた薬物療法を主に行います。
症状が重く、薬の効果が不十分な際には、耳鼻咽喉科にて鼓膜切開術やチューブ留置術などの処置が検討されることもあります。

対処法

夜間にお子様が耳の痛みを訴えて泣き出したとしても、まずは落ち着いて対応しましょう。耳の周囲を冷たいタオルなどで冷やすと、痛みが緩和されることがあります。
自宅に解熱鎮痛剤がある場合は使用しても差し支えありませんが、翌朝には必ず医療機関を受診するようにしてください。

予約制定期接種・任意接種の小児ワクチンに対応しています

小児のワクチンを多数取り扱っています(BCG以外)。ワクチン接種は予約制です。接種をご希望の方は、電話やWebよりご予約ください。お子様のワクチン接種のスケジュールについてご不安な方は、遠慮なくご相談ください。

予約制乳幼児健診・就学前健診に対応しています

乳幼児健診・就学前健診は予約制で対応しています。ご希望の方は、電話やWebよりご予約ください。
その他の健診については、連携医療機関にご紹介しています。
地域連携を密に行い、お子様の成長をサポートしていますので、お子様の気になることやお困りごとは、安心して当院までご相談ください。